梅ちゃん先生の感想。母の家出、建造にイライラ!(ネタバレあり)

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梅ちゃん先生をBS12トゥエルビの再放送で初見してます。

21周目「魔法のことば」(第121回〜126回)の放送を見ました。

専業主婦としては、

芳子さんの気持ちわかるなぁ…

でしたね。

目次

寂しい女性の話の週だった

全体を通して見ると、芳子さんをはじめ、松子姉さんの姑も、患者の村田さんも、みんな寂しいんだなというお話。自分を認めて欲しいという話。

家族の誰にも相手にされず、自分の身の置き所のない感じ。生きがいを感じられないというか、何のために生きてるんだろう?私の存在って何なんだろう?って思ってしまうのすごくわかる。

芳子さんは本当は誰にも相手にされてないわけではないんですよね。いつも当たり前のように家にいてくれて、とても安心できる存在。

その『当たり前』ゆえに、みんなどれだけ大きな存在か、わかってるようでわかってない。

芳子さんが家にいてくれるから、夫の建造さんも何も考えないで仕事に専念できる。

…と、すごく良い子ちゃんなドラマの感想を書いてますが、本当はこんな穏やかに見てませんでしたよ!

建造の態度に怒り心頭

建造〜〜〜!!!
おーまーえーーー!!

俳句に興味持って何が悪いんじゃ!
主婦が家事以外のことに興味持って何が悪いんじゃー!
主婦にも人格も人権もあるんだよじゃい!!!
家のことだけやってればいい?はぁ?それなら家政婦雇っとけ!
妻は夫の世話係だけのための存在じゃないわ!
芳子さんが言い返さずにいる優しさを思い知れ!

と、私は見ててムカついてムカついて!

建造はモラハラではないんだろうけど、パワハラではあるよね。

男性って、『男』という性別なだけでなんでこんなに偉そうにできるんでしょうね?たまたま男に生まれただけなのに。男も女も人間という同じ種族なのに、なんでこんな上下があるんでしょうね?

そういう旦那を持つ知人を数人知ってるので、その旦那たちを重ねてしまって、ムカついてムカついて。

と、そんな愚痴まで思い出して、今週は見てて共感と怒りで忙しかったです。

いつまで経っても男尊女卑

梅ちゃんが仕事終わってから急いで晩ご飯作って、お風呂の用意も、お父さんのお茶まで淹れないといけないのとか、昭和の話だとしても、女性って大変だなって思わされます。

今だって、まだまだ家事は女性の仕事。共働きでも、帰宅したら洗濯、掃除、スーパーへの買い出し、料理、女性がしないといけないことが多い。うちは子供がいないのでわからないけど、子供のお迎えくらいは旦那さんも行ってくれるんでしょうか?宿題みてくれたりするんでしょうか?

男性は働いて帰ってきたらあとは家でゆっくり。うちもそうです。私は何度かパートに出たことはあるけど、遅い時間まで働いてもやっぱり夕飯の支度は私だったし、洗濯も掃除も私。

夫の方が早く帰宅した日は、リビングでゴロゴロしてました。(おーーまーーえーーーー!!)と心の中で思いつつも、私はただのパートだし、正社員で働いてる夫の方が大変な思いしてるよね。と言い聞かせて、何も言わずに家事してました。

なんで男性は、というか夫という役割の人は、家事はしなくても許されるの?

と思っている主婦へのカタルシス的な週だったけど、私はあまりスッキリしませんでしたね。

だって最後も結局芳子さんが謝ってた!

「勝手にうちを空けて…すみませんでした」って言ってた。

なんで謝るの!そうさせたのは建造だよ!!

と、フィクションのドラマに本気でムカつく私。話はフィクションでも、実際に数えきれないほどの家庭である出来事だし、ほんとに腹が立ちました。

建造さんも「もう出て行くな。お前じゃなくちゃダメだ。頼む。」とは言ったけど、頼んでるのに偉そうで、あれが感動のシーンとは私は思えなくて、ただただ芳子さんが大人だなぁ、男って変な見栄やプライド大事にしてて小さいなぁとしか思わなかったです。(話は面白かったですよ)

建造さんは素直になれない人、という「かわいいとこあるじゃん」的な感覚なんでしょうか?私は全然かわいいと思えない。「梅子ー!腹が減ったー!!」と階段から叫んでるのは笑ったけど。

脚本への批判ではなくて、脚本家が上手いなぁと感心する週でもありました。この脚本の人はほんとに上手ですよね。こういう感想が出るのも全部織り込み済みの脚本なんだろうなと思いながら、ムカつきながらも楽しく見ました。

男性が見るべき話

今週の梅ちゃん先生は、私たち主婦が「そうだよね〜わかる〜〜」と共感するのではなく、男性に見せないといけない話だなと思いましたよ。

これだけのマルチタスクをしているし、お姑さんの好き放題もある程度まではぐっと耐えてるし、男性はこれだけ偉そうにしてるんだよ。してないつもりでも、本人が思ってる以上に日常的に上から目線でものを言ってるんだよってわかってもらいたいですよね。

でもそういう男性は、見せたところでわからないけど。このドラマ見て気づける男性はそもそもこんなに高圧的で非協力的じゃないですよね。

自分の家のように扱う姑にイライラ

松子姉さんのお姑さんにもイラつきましたね。洗剤変えろっていうおせっかいも嫌だけど、引き出し勝手に開けるのが一番嫌でした。

親でもやっちゃいけないことですよ。何勝手に引き出し開けたり、物捨てたりしてるの。子は親のものじゃないし、子の家は親の家じゃないですよね。

それで文句言われたら被害者ぶる。言われた内容以上に自分を卑下して、嘆き悲しんで、相手に「悪いこと言ってしまった」と思わせるように仕向ける。そういう人いるなぁ〜と思いながら、やっぱり感心しながら見ました。

まとめ

徒然なるままに書いてしまいました。今週も面白かったです。

暇でさみしいから、強引に世話焼きに来るお姑さん。
暇でさみしいから、ホラ話で誰かの気を引きたいお婆さん。
生きがいを見つけられずに悶々とするお母さん。

そしてお互いを認めて感謝できる魔法のことば「ありがとう」

梅子と信郎が感謝し合う「ありがとう」のシーンはよかったです。ありがとうって言われたら全て報われる。本当に魔法のことばですよね。

「感謝してるよ」みたいな動詞じゃなくて、ちゃんと「ありがとう」って言われたい。(ついでに「謝ります」じゃなくて「ごめんなさい」ってちゃんと言ってほしい)

感謝の気持ちと、感謝をきちんと口出すことが大切だなと再認識した週でした。

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